学科紹介
本学科は日本語の基礎を持つ高等職業学校(高職)出身(N3レベル以上)の学生を募集しています。本学科の前身は、2006年8月に設立された応用外国語学科日本語コースであり、より専門的なホスピタリティ日本語人材を育成するとともに定員を拡大するため、台湾教育部の承認を受け2009年8月に応用日本語学科として独立しました。日本語能力、ホスピタリティ専門日本語、ホスピタリティ専門知識の厳格なトレーニングを通じて、卒業後は即戦力として職場で活躍し、専門的な実務スキルを推進、ひいては国内のホスピタリティ業界をリードし、ホスピタリティ観光レジャー業界をけん引する多様なホスピタリティ日本語専門家の育成を目指しています。
本学科は日本語能力試験(JLPT)N1レベルあるいは同等レベルの試験の合格を卒業規定としています。カリキュラムには、日本語能力(聴解、会話、読解、作文、翻訳)を強化する授業、ホスピタリティ専門日本語、第二外国語、ホスピタリティ実務、1年間の国内または海外におけるホスピタリティ業界でのインターンシップ、海外研修などが含まれています。本学科は、各設備も充実しており、台湾籍・日本籍を問わず優秀な教師陣が揃っています。日本語能力が高く、ホスピタリティサービス業界に興味を持つ学生の応募をお待ちしています。
一、教育目標:
(一)理論と実務を組み合わせたホスピタリティ専門訓練の強化。
(二)人文的素養、ホスピタリティサービス精神の育成。
(三)創造的思考力、国際的視野を兼ね備えた専門的管理職人材の育成。
(四)専門的な日本語表現能力、コミュニケーション能力の育成。学科規定の日本語検定基準である日本語検定試験N1合格。
二、カリキュラム:
(一)一般プログラム:
- 日本語上級科目(聴解、会話、読解、作文、翻訳)
- ホスピタリティ関連専門日本語科目
- 第二外国語科目
- 学内外インターンシップ科目
- ホスピタリティ専門セミナー
- 日本語検定対策科目
- おもてなし科目
- 本学科では、卒業条件「1+3」を設けています。卒業前にJLPT N1相当の資格証明書およびホスピタリティ関連の専門資格証明書を2種取得する必要があります。
(二)専門課程モジュールの配置:
レストラン・ホテルサービス業務モジュール:プロトコール(1年次)、ホスピタリティ概論(1年次)、レストラン経営(選択)、ホテル経営(選択)、人間関係とコミュニケーション(2年次)、レストランサービス実務(2年次)、ホテルサービス実務(2年次)、サービス管理(2年次)、経営学(4年次)、その他の飲食またはホテル関連の科目(4年次選択)。
観光旅行サービス業務モジュール:プロトコール(1年次)、ホスピタリティ概論(1年次)、ホスピタリティ経営(1年次)、サービス管理(2年次)、ツアーコンダクター・ガイド実務(2年次)、旅行ビジネス運営と管理(2年生)、航空輸送と航空券業務(2年生)、レジャーとレクリエーション管理(4年生)、その他交通・レジャー・航空輸送関連の科目(4年次選択)。
三、卒業後の進路:
進学:本校大学院、日本・台湾の各大学院。
就職:
(1)ホスピタリティ関連業界の上級管理職。
(2)レストラン・ホテル・旅館の広報、カスタマーサービス、コーディネーター、日本人VIPの接客係。
(3)ホスピタリティ専門日本語の通訳・翻訳や会議サービス。
(4)旅行会社のツアーコンダクター、日本語ガイド、日本との連絡調整業務。
(5)航空会社のグランドスタッフ、客室乗務員。
(6)各種施設での日本語ガイド。
(7)政府機関の公務員。
(8)教職課程の単位を修得後、中等学校での日本語教育に従事可能。
(9)ホスピタリティの副専攻プログラム修得後、他のホスピタリティ関連業界でも活躍可能。
(10)日本語秘書、その他日本語関連の仕事。
四、本学科の特色:
(一)本学科最大の特色として、厳格な日本語の発音指導、ホスピタリティ業界実務会話練習、接客敬語トレーニングが挙げられます。
(二)3年次には1年間の学外実習が必修となっています。選考を通じて日本でのインターンシップや日本の姉妹校との交換留学の機会が得らるため、2年次の前期には日本語検定N2レベル以上を取得する必要があります。また、全員が1年間日本で滞りなくインターンシップを行えるよう「レストランサービス実務」および「ホテルサービス実務」などの関連科目も1、2年次に修了する必要があります。この1年間の経験は、日本語能力の向上だけでなく日本人の仕事への取組み方や接客サービスマナーの学習に大いに役立ちます。